地域おこし集団吉縁起村」代表あいさつよしえんぎむら             

     

 

            岡山県真庭市吉         

               吉縁起村 代表 藤原 元夫


私たち吉縁起村(よしえんぎむら)とは、昔から存在する「縁起のいい地名と神社仏閣」を活かして、地域社会に活力と幸福を育むことを目的とする15人の実行委員からなる「地域おこし」を目的とする住民団体です。
   発足は2018年(平成30年)12月で、具体的な活動は翌平成31年1月になって活動方針や条件整備の活動に取り組み始めました。
   まずは活動方針の決定と地域社会への周知徹底を図るため、縁起村新聞の発行とパンフレット作成に取りかかりました。この「吉」地区には「相愛」や「真賀」、「今日・嬉石」それに「寿老(すろう)」といった地名があります。また、神社仏閣では、吉八幡神社を昔から「亀山様」、出雲大社鶴山支教会を「鶴山様」と呼んでいます。八幡神社には斜め45度に傾いた「不倒の樹」も手水舎横に立っており、足腰壮健祈願もできる場所となっています。 
   地域のお寺様は高野山真言宗の今西山法福寺があり、開基は1702年頃と言われています。また法福寺は岡山県重要無形文化財に指定されている「吉念佛踊り」という伝統行事が200年にわたって毎年8月16日に行われています。
日本広しと言えども、このような「他に類の見ない縁起のいい地名と神社仏閣」が数多く存在しているところはありません。そのほか、地域には隠れた興味深い場所が多く存在することが3ヶ月の調査で判明しました。そこでパンフレットを作成しホームページにも掲載いたしました。その後、県南や県北からこの吉地区を通過されるみなさんにこの地を知って頂こうと吉地区の入口2ヶ所に案内表示板を設置しました。すでにお築きになった方や側を通り過ぎた方もおられると思います。
   私たちは、多くのみなさんにこの地域の貴重な財産を知っていただき、この地域にお越しいただいて、私たち地区住民とコミュニケーションを取っていただきながら、名所を訪れるウォーキング事業や若い人達に吉念佛踊りの体験をしていただき、伝統文化継承者育成事業にも取り組んでいこうと考えています。
どうか1人でも多くのみなさんが真庭市の最南端にある「吉」地区に訪れて頂き、地域の見学やウォーキングを楽しんで頂けることを期待しています。地域住民あげて、皆様方のご来訪をこころから望んでおりますと共に歓迎いたします。

2020年(令和2年)1月15日 記